虐待を疑われることもあるスキンテアを防ぐために

高齢になってくると身体のあちこちに若いころとは違う状態が現れるものです。

お肌も同じことで、単にしわが増えたりするだけではなく、
乾燥しやすく弾力性もなくなってきます。
高齢者の方のお肌はとても弱くなってしまっているので、
ちょっとのことで皮膚が裂けてしまうこともあるのです。
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その状態のことを「スキンテア」というのですが、
これが最近、虐待を疑われる原因になることもあるのだそうです。

虐待を疑われる原因となりかねないスキンテアとは

このスキンテアは、主に75才以上の方に起きやすいといわれています。
先ほど書いた理由の他に、持病などで飲んでいるお薬がある場合、
皮膚の新陳代謝が抑えられることもあるため、
皮膚がもろく弱くなっていることが多いからだそうです。
そんな状態の皮膚なので、若い人であれば問題がないことも
傷を負ったりあざができてしまう原因となってしまいます。

スキンテアとなった状況を調査した結果があるのですが、
以下の理由が上位5つだそうです。
1:身体に貼っていたテープをはがした時に皮膚もくっついてはがれた
2:転倒した
3:ベッド柵にぶつけた
4:車椅子で移動介助の時の摩擦やずれ
5:入浴時に身体を拭いた時の摩擦やずれ

こうして見ると、ごく普通の日常で起こることが原因となっていますね。
しかし、このような理由があったとしても、
もし家族が面会へ訪れた時に
目に見える傷やひと目で分かるあざができていた場合、
もしかして虐待されているのでは?
と疑われてしまいかねないのも事実です。

スキンテア予防に大事なお肌のケア

虐待などがないにしても、このような疑いを持たれるのは
介護をする側としても好ましくはありませんよね。
ですから、日頃からもろくなっている皮膚をケアすることも大事だそうです。

乾燥しがちな高齢者のお肌ですから、
まず何よりも保湿をするのがポイントです。
低刺激性の保湿剤を1日数回塗布をして乾燥を防ぎます。
ベッド柵が原因である場合は、柵をタオルなどでカバーして衝撃を抑える、
手足自体をカバーできる服を着用する方法もあります。
テープを使う時にも肌への刺激が抑えられ、
皮膚から離れやすいシリコンテープを使うなどの工夫も必要です。
移動介助の時には、2人以上で行えれば摩擦も減らすことができるそうです。
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皮膚の傷やあざで虐待を疑われてしまうのは極端な例とも言えますが、
最近の世情を見ると、疑われやすい傾向もありますから、
普段からこのようなケアを気遣うべきということなのかもしれません。

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