高級老人ホームでも選び方に注意が必要なことも

興味本位で、たまに他の介護施設のことを調べてみたりもします。
新しい老人ホームなんかだと、
いろいろな最新設備が揃っているところもあったりするので、
自分が働いている介護施設とは結構違うものだなあ、と思ったりもしますね。

何もかもがゴージャスな高級老人ホームでも、トラブルが起きることが

特に、利用する予定もなければ働く予定もまずなさそうな
高級老人ホームのホームページなどは、ついつい見てしまいます。
入所するにはかなりの額が必要といいますから、
こういうところで老後を過ごすことができたらどんな生活なんだろう、
と思ってしまうくらい超ゴージャスな空間なので、
実際に私がいるとしたらなんだか落ち着かなくなってしまいそうですけれど。
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一般的な老人ホームであれば、
貯蓄がある方やある程度の年金を受け取っている方、
またはご家族のサポートを受けられるという方なら
費用面でそこまで大きな負担にならないことも多いと思います。
ですがよく言われる「高級老人ホーム」は、
最初から富裕層をターゲットにしているようなので、
一般人は最初から入れるものではないということにもなりそうです。

この前、高級老人ホームについてのネットニュースを読んだのですが、
数年前に関西の高級住宅地にオープンした、億単位の入居一時金が必要と
大々的にメディアで紹介された高級老人ホームの中には
入居者が集まらず、施設側が税金差し押さえになるなどして
結果的に売却されてしまったというところもあったそうです。
高額な費用がかかる老人ホームであっても、
施設によってはそういったトラブルを起こすこともあるので、
高い=良いではないんですね。

となると、高級老人ホームも選び方が重要ということになってくるでしょう。

入所を決める前に、中の様子をしっかり見極めるのが大事

いくら設備やサービスがしっかりしていたとしても、
中には自分に合わない施設だったということもあり得ます。
見学をしただけではわからなかったこと・見えなかったイマイチな部分が
入所後に見えてきたり、
働いている職員に問題があると感じることもあるかもしれません。

そういった問題を事前に防ぐためには、
やはり入所する前に体験入所をするのがいちばんいい方法だと言われています。
多くの老人ホームでは、1日宿泊をできる体験入所を受け付けてくれますから、
一度入所先として検討している施設に宿泊してみるのがいいでしょう。
入所後に不満や問題が出てくるのはイヤだという方であれば特に、
事前に体験入所をしておくのがおすすめだと思います。

遠隔地でも室内の温度・湿度・照明管理ができるシステム

夏に限らず、介護施設では温度調整・湿度調整をきちんと行っています。

オールシーズン管理が必要な介護施設の温度・湿度

暑い時期には熱中症のリスクが高くなるので、
温度と湿度をこまめにチェックをして、
水分補給をしていただくようにしていますが、
夏以外の時期でも、リスクが大幅に減るというわけではありませんから、
暑すぎず寒すぎず、汗をかかない程度の温度調整にします。
乾燥しすぎると肌も乾燥してしまうので、湿度の調整も大事です。
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介護施設によっては床暖房を完備しているところもあるそうですが、
私の職場には床暖房がないのでその場合の温度調整がどうなっているのか、
ちょっと気になるところではあります。

在宅介護の現場での温度・湿度管理を遠隔でできるシステムが

先日読んだニュースですごいなと思ったのは、
高齢者の方が住む自宅内の温度管理を遠隔操作で調整できるツールの
実証実験が行われているというものです。

在宅介護を受けていらっしゃる方のご自宅でのことのようですが、
無線LANルーターのような小型のアダプターを室内に設置するだけだそうです。
アダプターにはセンサーが内蔵されているようで、
これを置いた室内の温度と湿度、照度までも管理できるようになるそうです。
室内の変化は遠隔地のパソコンでチェックもでき、遠隔操作も可能ということです。
室内灯の状態もチェックできるため、起床・就寝時刻も把握可能となり、
異変にも気付きやすくなるのだとか。

在宅介護においても、ヘルパーが不足していることもあって
なかなか外部サービスに頼れないという実情もあるようです。
家族が常に見守らなければならない場合、仕事へ出かけることもできなくなり、
休職だけではなく介護離職にまでつながってしまいます。

そういう場合、少しでも遠隔地で介護をする場の様子が把握できれば、
かなり安心感も高くなるのではないでしょうか。
在宅介護の場合、常に介護者が自宅にいられないこともあるでしょうから、
そういう場合に遠く離れた場所でも室内の状態をチェックできるのは便利ですよね。
最近は遠隔操作ができるカメラを室内に設置して監視できるものもありますが、
カメラと組み合わせてセンサーも利用できれば、
より詳しく在宅介護の現場の管理が遠隔でも行えそうですよね。

室内の温度見守りシステムに関しては、
個人向けには一般に提供されているようですから、
室内のエアコン操作だけでも離れた場所で行いたい場合には、
検討してみてもいいかもしれません。

歯の状態が悪いと低栄養になりがちです

高齢者の方には、日頃から十分に栄養を摂ってもらうことが大事といいます。
ですから、介護施設でも栄養バランスを考えた食事をお出しし、
なるべくきちんと三食食べていただくようにしています。

しっかり栄養を摂ることが高齢者の方には大事

以前にも書いたこととかぶるのですが、
高齢者の方は食事の量が少なくなってしまうこともあって、栄養不足になりがちです。
噛む力、飲み込む力が減ってしまうことに加えて、食欲減退なども
食事の量が減ってしまう原因となっているのですが、
だからといってあまり食事を取らないでいると、
栄養不足から介護度を重くさせてしまう可能性もあるといいます。

また、食事量が減ってしまうと水分量も同時に減ってしまいます。
これは食事からの水分量が減ってしまうためで、
食事の量が減ることから脱水症状になる場合もあるのだそうです。

食べることに大事な歯の健康状態も大事なことなのですが、
日本人の歯の健康に対する理解度や認識度は残念ながら低いレベルのようです。

歯の健康は気にしている方もいらっしゃるかもしれませんが、
普段の予防よりも、虫歯ができてから初めて歯医者へ行く、という方の方が
多いかもしれませんよね。
「予防歯科」という言葉は聞いたことがある程度でしたが、
日本では予防という面がしっかりしていないと言われているようです。
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残っている自分の歯が少ないと体重減少リスクが高まる

年を取ってくると、歯の健康状態は若い頃よりも当然悪くなってしまいます。
噛む力に影響を与えることも多いものですが、
最近報道されたニュースによれば、
自分の歯が19本以下しか残っていない人の場合、
20本以上残っている人と比較するとやせた体型の人が多く、
自分の歯が残っている人よりも体重減少のリスクが約1.2倍もあるのだそうです。

歯があまり残っていないと食べにくさも出てきますし、
適切な量の食事も取りにくくなる可能性もありますよね。
ですから、栄養をしっかり摂ることと歯の健康は密接にかかわっていることになります。
歯を健康に保つことでしっかり噛む力を維持することができ、
栄養を摂るための食事もできるということになりますね。

とはいえ、年を取ると噛むだけではなく飲み込む力なども落ちてしまうので、
いつまでも若い頃のままで食べることは難しいことかもしれませんが、
早いうちから歯の病気の予防を意識すること以外にも、
食べやすい食事を準備して、栄養を摂ることも意識しておきたいものです。

ペット可の老人ホームで生活の質を維持できることも

動物好きの方って、結構多いものではないでしょうか。
私は動物は好きなのですが、ペットは飼ったことがないんですよね。
大抵の場合、ペットの方が寿命が短いですから、
ペットが亡くなるのもつらいなあ、と思って、飼いたくても飼えないものです。

ペットと離れることが生活の質を悪化させることも

家族の一員としてかわいがって一緒に生活をしていたペットとお別れするのは、
かなりつらいことになることは、
ペットを飼ったことがない私でも簡単に想像できます。
ペットの病気などによる別れではなく、
一緒に住み続けたいのに住む場所の都合で住めなくなったという別れは、
尚更悲しいものになるでしょう。
介護施設へ入る方においても、
似たようなケースも少なくないといいます。
というのも、老人ホームなどの介護施設ではペットを連れていけないところがほとんどだからです。

ペットと暮らすことは、心に癒やしを与えてくれるものといい、
生活も豊かにしてくれるものだとも言えます。
ですから、ペットと離れて暮らすとなると生活の質も必然的に下がってしまうことになるでしょう。
介護施設へ移るためにペットと離れてしまうとなれば、
介護施設で生活の質を上げようとしているのにもかかわらず、
実はペットと離れて気分も落ち込み、生活の質に影響を与えるという
まったく正反対のことも起こりかねないんですね。

ペットを介護施設へ連れていくことは、
衛生面やアレルギーなど、他の入所者の方への影響もあることから簡単なことではありませんが、
ペット可の老人ホームも数は少ないながら、存在しています。
犬と猫それぞれのユニットが分かれているような施設もあるそうで、
介護保険制度の関係で介護職員はペットのお世話はできないことになっているため、
基本的には入所者ご本人にペットの世話をしていただくようです。
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ただし、基本的に他の入所者の方に迷惑がかからないよう、
しっかりしつけられていること、
ペットの大きさや重さに制限があり、大型犬の場合は入所ができないところも多いです。
猫に関しても、やはり他の方に迷惑がかからないことが条件となっているようですから、
すべてのペットが入所可能というわけではないそうです。

それでも入所時の条件をクリアできるなら、
介護施設で安心して介護を受けたり生活面でのサポートを受けながら、
ペットと一緒の生活を送れる老人ホームは
生活の質を落とすことがないので、メリットが大きいのではないでしょうか。

生活の質低下の恐れがる被災地の例

宮城県北部にある南三陸町は、
東日本大震災で被害が大きかったことでその町名を知った方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
南三陸町は10年ほど前にできた町で、
どちらかというと志津川・歌津と旧町名の方で知っていることも多いので、
地震のニュースで報道されていた時、私は正直ピンと来ない地名でした。

被災地の高齢者のQOLが低下しているかもしれない問題が

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その南三陸町ですが、5年経ってもまだ復興半ばで
災害公営住宅建築や造成工事がまだ続いているそうです。
すでに完成して入居者がいる災害公営住宅もありますが、
町内での整備率は40%にも満たないということでした。
南三陸町は過疎化・高齢化とよくある地方の小さな町の問題を抱えていて、
さらに被災というだけではなく、また新たな問題も出ているといいます。

南三陸町は高齢者が多い町にもかかわらず、
買い物をする場所が限られているそうです。
かつてあった移動販売もなくなっている地域もあるようで、
移動手段も限られている環境なので、車がない高齢者の方は
買い物だけでも一苦労なのだとか。
公共交通機関も、復旧していないJR線の代わりであるBRT以外は、
1日3便の乗り合いバスだけで、とても便利とは言えないのが現状のようです。

それだけではなく、町内の災害公営住宅は高台にあるため、
高齢者の方にとっては歩いての移動もしんどくなってきているそうです。
実際に南三陸町などのリアス式海岸がある町に行くとすぐに分かるのですが、
海に近い場所以外に平地があまりないんですよね。

ですが南三陸町の場合、平地は災害危険区域で住めない状態の場所も多いので、
高台や山を切り崩した土地にしか新しい建物を建てられないそうです。
ということは、生活をする場所とどこかを行き来する時には、
勾配がある場所が避けられないということになります。
階段を上り降りする必要もあるそうなので、
足腰が弱い方には相当な負担となるでしょう。

高齢者の生活に地形が影響することも

このような状態なので、特に高齢者の方の生活には
結構大きな影響が及んでいることは容易に想像できますよね。
生活をする場所の地形が原因でQOLが低下してしまうのは
被災地に限ったことではないのでしょうが、
南三陸町の場合は特殊なケースとも言えそうです。

今、九州で大きな災害が起こっていますが、
今後の生活再建の時にも、
もしかするとまた別の住居問題が起こることは心配な点でもあります。

靴の中敷きで認知症高齢者の見守り

今回も認知症に関係する話題についてです。

簡単ではない認知症高齢者の徘徊対策

最近は高齢者の徘徊が大きな問題になっているということで、
さまざまな対策が取られているそうです。
たとえばQRコードで認知症高齢者の徘徊対策を行っているところもあるそうですが、
安易に持ち物にQRコードを付けると、
スマホなどがあれば誰でも個人情報を見られることになるので、
個人情報保護の観点から問題になっていることもあるそうです。

認知症高齢者の徘徊は、先日裁判があったことでも話題になったせいか、
いろいろな対策方法が紹介されるようになってきたように思います。
今回も、また別の方法が紹介されている新聞記事がありました。
その方法とは、靴の中敷きにGPSを取り付ける、というものです。
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普段履いている靴にGPSを内蔵した中敷きを入れるだけで、
その靴を履いてどこへ出かけたかということが把握できるというものだそうです。
GPSであれば、そのGPSが発信する情報を受け取れる人のみに情報が届くので
個人情報を知られることはまずありませんよね。
その面では安心感は高いと言えるでしょう。

それに、靴の中敷きなので普段履き慣れている靴に入れることができるため、
認知症の方にとっても違和感なく使えるものになりそうです。
自宅から一定距離離れた際にメールでお知らせを届くように設定できるようなので、
より確実に行動を把握することができるシステムだということです。

実際に、このシステムで認知症の方が徘徊した時に、
無事発見できたという例もあるようです。
このように靴にGPSを取り付けて行動を把握するというタイプの商品は、
見守りの方法として割と広く出回ってきているようです。

使う側にも注意や工夫が必要

もちろん、見守りをするためにはGPSが入った靴を履いていなければ
まったく意味がありませんから、その辺の管理も必要かもしれませんね。
それに、靴にGPSを入れて終わり、ではないことも注意するべきですね。
見守る側が見ていなければ位置情報も無駄になってしまいます。
家族をしっかり見ておく必要があることに変わりはないということですね。

また、こういったシステムを使うとなると、やはりそれなりの費用がかかります。
こちらのシステムの場合は2年間で8万円ほどかかるというので、
決して安いとは言えないですよね。
ですが先日の裁判の例のような最悪の事態を防ぐことができ、
できるだけ早く、安全確実に居場所を知ることができるメリットを考えると、
そこまで高額でもないのかもしれません。

場合によっては費用が高額になる可能性もあるサービス付き高齢者向け住宅とは

介護施設に入りたくても、入れる介護施設がなかなか見つからないという
介護施設が不足している状態となっていると言われているようですが、
その中で着々と数を増やしている施設があります。
それが「サ高住」と呼ばれるサービス付き高齢者向け住宅です。

最近増えているサービス付き高齢者向け住宅

介護施設への入所待機をしている、いわゆる「待機老人」が増えているのに大して、
サ高住の施設数は増加しているのだそうです。
サービス付き高齢者向け住宅とは、民間の企業などが運営している施設で
特別養護老人ホームなどと比較すると費用が高くなることもありますが、
その割には入居時にかかる費用は抑えられることもあり、
比較的利用しやすい介護施設になっているということです。

しかし以前にも書いたことがありましたが、
介護度が重い方、認知度が重い方には向いていない場合があります。
なぜかというと、介護サービスは施設の利用料に含まれていないからです。
サ高住は賃貸借契約となるタイプの施設で、
介護を受けたい場合は外部の介護サービスを別に申し込む必要があり、
当然費用も施設にかかる費用とは別に払うこととなります。
そのため、すべてが込みになっている介護付有料老人ホームなどと比べると、
介護サービスの内容によっては返って高くついてしまうこともあるのです。
それだけではなく、施設側で対応しきれない重度の状態になった場合は
退去しなければならないことも、忘れてはいけないポイントです。

サービス付き高齢者向け住宅に含まれるサービスには、
介護は含まれていないというのが、いちばん注意するべき点になりますね。
ですからどちらかというと自立している方、もしくは介護度が低い方が利用するのに
向いているタイプの施設とも言えるかもしれません。
しかし、サ高住の中には認知証の方でも入居可能の場合もあります。

医療面での心配がある人には向いていないことも

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また、医療面でのサポートが必要な人にとっては、
物足りない施設と感じることも多いようです。
こちらも、医療サポートが外部サービスに頼られているからで、
緊急時などにすぐに医療ケアが必要となった場合でも、
迅速に対応することが厳しい場合もあります。
医療面で不安を残している方の場合は、その点も気にかかる可能性があるでしょう。
もちろん、その場合も費用が別途かかってしまいます。

今回は主にサ高住のデメリットについて挙げましたが、
これらに該当しないのであれば、利用を検討してみる価値はあるかと思います。

気になる相乗り配車サービス

行きたいところへ移動をする、ということは
高齢になってくると思っているよりも簡単ではなくなってきます。
年を取って足腰が弱くなり歩ける距離が短くなるだけではなく、
免許証更新ができず返納になってしまったりすると、
公共交通機関に頼らざるを得なくなりますよね。

以前にも、高齢者が公共交通機関を利用する際の補助のお話がありましたが、
公共交通機関自体が便利ではない地域では、
あまり意味がないことになります。
タクシーを使うにしても、費用がかさんでしまいますから、
なかなか思うように利用できないのが実際のところではないでしょうか。
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相乗りが新しい移動手段になる可能性が

これは主に在宅の高齢者向けのお話となりそうなので
介護施設とは少し離れた話になってしまうのですが、
自動車メーカーのトヨタのお膝元である愛知県豊田市で、
新たな移動手段の実証実験が開始されるというニュースがありました。

これがとてもおもしろいんです。
スマホを使って手配するシステムになっていて、
手配を済ませると自宅まで来てくれる相乗りタクシーなのだそうです。
実証実験なので費用がどの程度かかるか否かは不明ですが、
相乗りなのでタクシーよりも費用は安く抑えられそうですよね。

スマホでタクシーを手配できるアプリはすでに出ていて、
私も利用した経験があります。
また、日本ではまだ東京のごく一部でしか利用できませんが、
アメリカを中心に海外に広まっている「Uber」も、
スマホを使って車を呼べる配車サービスもメジャーになりつつありますよね。

どちらもスマホアプリで現在地を指定して、
行きたい場所への料金も事前にアプリで確認してから呼べ、
いちいち電話をしなくてもタクシーに今いる場所まで来てもらえるので、
とても便利なものです。
もし自分が住んでいる場所で、そんなサービスを手軽に使えるシステムがあれば、
相乗りであっても利用しやすくなるのではないでしょうか。

スマホの操作性が気になるところ

ただし、このシステムはスマホやタブレットでの配車となるので、
当然操作方法を把握していなければ利用できません。
高齢者の方でスマホに拒否反応を示す方もいらっしゃいますから、
予約ができる環境にしておくことが大事なのではとも思います。

まだ実証実験が始まる段階のお話でしたが、
全国的にこのような相乗り手配サービスが広まれば、
在宅の方だけではなく介護施設にいらっしゃる高齢者の方でも外出しやすくなるのかな、
と思いました。

化粧療法についてのこと その2

女性であれば、外へ出る時には何かしらのメイクをすると思います。
私のように介護施設で働いている場合は、
最低限のメイクで済ませている方も多いと思います。
介護施設であまりがっつりメイクをしている職員さんなんて、
あまりいないのではないでしょうか。
そもそも、がっつりメイクなんてほとんど無意味ですし・・・

化粧で気分を向上させ、人と会う機会を増やすことも

一般的に、介護施設で暮らしてらっしゃる高齢者の女性の方は
あまりお化粧をしていません。
中には外出をする時に軽くお化粧をすることもありますが、
いわゆる「すっぴん」の方がほとんどですね。
以前にも化粧療法について取り上げた時にも書きましたが、
介護施設にいると自宅で暮らしている時よりも外出する機会や
人に会う機会が減ってしまうことも、お化粧をしなくなる一因になっています。

ですが、化粧療法というものが高齢者向けに広まっていることでも分かるように、
メイクをするだけでも気分がかなり違ってくるということはある程度証明されています。
生活の質向上のための一環として化粧療法を取り入れている施設もあるというほど、
化粧には思っているよりも高い効果があるんですね。
化粧をすれば外へ出たくなる気持ちも高くなることもあるため、
外へ出る機会を増やす効果も期待できるんですね。

化粧によって認知症や身体機能改善効果の可能性も

前の記事では、抑うつ傾向の改善に効果が見られたという話もありましたが、
化粧をするという行動には、それ以外にもさまざまな効果があるといいます。
抑うつの改善以外にも、認知症の方の認知機能低下が抑制された
という例もあるのだそうです。
つまり化粧をすることによって、脳へ何らかの刺激が与えられた結果とも言えるのだとか。
若い人にとってはメイクはごく当たり前のことなので、
脳へ刺激を与えるというのは考えにくいことかもしれませんが、
お化粧は高齢者の方へは良い刺激となっているのかもしれませんね。

物理的な効果についても、
化粧で手指を使うことが運動の一環になる話を以前書きましたが、
その動作は実は食事をする時と比較すると2~3倍もの運動効果があるのだそうです。
クリームのチューブを絞ったり、フタを開けるといった動作は、
案外負荷がかかっているものなんですね。
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キレイになれる上に気持ちを明るくしてくれ、
さらに脳へ刺激を与えるだけではなく適度な運動効果もある化粧、
一石二鳥以上の効果が期待できるものと言えそうです。

住宅型有料老人ホームとは介護サービスが別途の施設。施設選びの際は要チェック

これまでに、このブログでも有料老人ホームについてのことを
いろいろと書いてきましたが、
それでも介護の経験がなかったりすると、施設ごとの違いも分かりにくいものですよね。
人によって身体の状態や生活状況は異なりますから、
介護施設を利用するのであれば、最適な施設を選びたいものです。
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介護施設選びも比較検討しづらくなってきている可能性が

介護施設は老人ホームだけに限らず、
種類が増えているので違いや入所条件、かかる費用などがわからず、
比較検討しにくいかもしれません。

全国の施設をトータルすると、定員がいちばん多いのは
特別養護老人ホームだそうですが、
費用が安く抑えられることもあり、入所をするのはかなりの難関だといいます。
また、入所条件が要介護3からなので、
それ以下の要介護度の方は別の施設を検討した方がいいでしょう。

認知症の方であれば、グループホームという選択肢もあります。
重度の認知度でも受け入れ可能な施設も多いですし、
要介護度が軽めであっても利用できることもあります。
地域密着型の施設であることも特徴で、
日常生活を送りながらリハビリができるのも、
グループホームの良いところだということです。

特別養護老人ホームや介護老人保健施設といった公的施設以外で
いちばん定員が多いと言われているのが、介護付有料老人ホームです。
民間の施設なので費用が高くなりがちで、
全体の約6割の施設で入居時に一時金が必要になってくるものの、
安心して介護を受けたいのであれば、介護付有料老人ホームを選ぶ価値はあるかと思います。

介護サービスの有無もチェックしておくべき

同じ有料老人ホームでも、介護サービスが別途となることもあります。
住宅型有料老人ホームとはそのような施設であり、
外部の介護サービスを受けるかたちとなるため、
将来的に介護の不安を感じているのであれば、
施設選びの時点で介護を含めた予算や施設を検討した方がいいでしょうね。

最近施設数が増加しつつあるサービス付き高齢者向け住宅では、
「サービス」には介護が含まれていません。
サービス内容は基本的に安否確認と生活相談なので、
介護が必要な場合は訪問介護サービスを利用することとなります。
ですから、介護にかかる費用も別途必要ということですね。
数は少ないですが、サ高住の中には「特定施設」として
介護が受けられるところもあるので、
こちらも施設を選ぶ時にチェックしておいてもいいのではないでしょうか。